山南敬助(薄桜鬼)
これがSAIで一番最初にしっかりと(?)色塗った絵です。前回に引き続き薄桜鬼(はくおうき)の山南敬助。イメージとしては京都の寺辺り、紅葉真っただ中のもみじの上で寝っ転がって寝返りうってこっち見てる、といったところです。三日月氏の本もまだ読んでない段階で、範囲指定もろくにせず、ばーっと適当に塗って、はみ出たところ消す。といった非効率な感じで、でも比較的短期間で完了しました。色少ないからな・・。着物はエアブラシ、髪周辺部は水彩筆9版か10・・だったかなあ。解らないながらも何か操作したら「あ。にじんだ。やったー」とこんな感じです。で、夕日が当たってるようなイメージで全体にぺらっと薄い黄に近い肌色をのせました。線画はアナログ。photoshopで主線補正した後、コミスタpro4.0で微細な整形を繰り返し使用しました。SAIでもコミスタみたいに整形出来るんだろうか…。今のところわかりません。
ところでこの人。ゲームやアニメ内では喰わせ者、変若水狂、だいたいこいつのせい、後半出番激減、攻略対象外…、とキャラ立ってるとはいえすごく損な役回りですが、個人的には司馬遼太郎「燃えよ剣」の上巻で、早々と殺されてっちゃう(切腹だけど)山南敬助が好きなんです。だいたいなんでこの人、苛烈極まりない新撰組の創立メンバーだったんだ・・・。カズキヨネ氏によるキャラクターデザインが素晴らしすぎて「うわあ楽しみ♪」とフタ開けてみたら、腕のケガとか「血をよこせ」とか「死ねー!!!(しかもヒロインに向かって)」とか、え、ちょっと待て。恋人と言われていた明里(あけさと)どこ行った。終始好漢という小説でのキャラ設定、いや、私の中の出来上がりきった潔く常に涼やかな良い人イメージは?あの燃え剣中、短く簡潔ながらも一番印象的といっても過言ではない切腹前日の明里との格子越しの別れのシーンは??
ばっさりカットですか
黎明録、随想録、本編の巡想録土方ルートはまあいいとして、あとのルートが全てにおいてひどい。舞台まで扱いがひどくて(DVD見せてもらった)「腕を切られて痛がってるとこがひどい」「例のごとく話が進むにつれ性格がいっそう歪んでくる」「でやっぱ悪役」「怜悧冷徹(この辺は別にそう嫌いではない)」「煮詰まったらこいつラスボス」って、んな、ちょっと。史実でもいいことあんまなさそうなこの人をさあー。死者にムチ打つような事しなくてもいいじゃん。困ったら「お願い❤」みたいなそんなあんた
甘え過ぎなんじゃないですかっっ
はあはあ。あれ。。なんのブログだったっけ。そうだ、絵だ。この絵と前回のは同人誌の表紙にできたらいいなと考えております。
次何描こう・・
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この人の絵が好きです。特に2巻P.111の顔赤らめてる山南さんが秀逸。そのページをめくってはいつも「ちくしょう」とこちらまで顔を赤らめてページを閉じてしまう。ばかか。私の山南病の重大な一因。